ROAD MOVIE 熊本

高橋優  全国LIVE TOUR  2017-2018  「ROAD MOVIE」

熊本公演 (時々佐賀、長崎)

 

 

2018.02.06 (火) 熊本市民会館シアーズホーム夢ホール

 

=オープニング=

映画の始まりを思わせるブザー音が鳴り響くとスクリーンではカウントダウンが始まり、エンジン音とともにバスのセットが姿を現す(タイヤが回っていて芸が細かい!)。映像はこのツアーでまわる全国35か所の地名とその街の景色。地名は路線図のように書かれておりその日の公演地が点滅。バスの窓には白で縁取りされたバンドメンバーのイラスト、その最後方には薄く描かれたもう1名のシルエット。映像が終わるとバスの扉が開きメンバーイラストが順に動き出す。もしや...演出の意図に気づいた瞬間鼓動が一段と速くなる。イラストが扉へ着くとそこからバンドメンバー本人が登場。巻き起こる大歓声。コジさん→ダッチさん→和声さん→はっちゃん→ツボ氏の順だったかな?そして最後方に描かれていた"彼"のシルエットが濃く浮かび上がり扉の方へ。ついに待ちわびた瞬間が訪れる。

 

めがねに右手をかけ軽く顎を上げた立ち姿。あああああかっこいい...!

ちなみに佐賀は両手で、長崎は左手で襟を掴んでた(…色気が凄いんじゃ!)

 

それにしてもこの演出考えたのどなたですか???天才ですか???映像やセットは勿論、オープニングでサポートメンバーがスポットライトを浴びながら登場するってすごく粋。このツアーが「旅」であること。そしてその旅は優くんを中心にバンドメンバーという「仲間」とともに歩んでいること。ソロシンガーでありながら、チーム高橋というひとつのグループ。それが強く描かれていたように思う。優くんのライブはバンメン紹介も序盤にひとりずつ丁寧にするし、このツアーなんてオーディエンスがひとりひとりの名前をコールしたし(笑)、以前優くんが言っていた”バンドメンバーひとりひとりが主役でいてほしい”というその思いがツアーを重ねるごとに着実に形となっている。でもそれはどれだけバンドメンバーが輝いてもなお「高橋優」に絶対的な存在感があるからこそ成し得ることなのだと思った。

 

~終焉のディープキス~

そんな大歓声を切り裂くように始まった1曲目。イントロが流れた瞬間なるほど~!!!と心の中で叫んだ。ツアーコンセプトのひとつである「映画」という言葉が出てくるこの歌を1曲目に選んだことにとても納得したし、なにより1stアルバムの曲をライブで聴けることが本当に嬉しい。1番の「どこにいる」の言い方好き。「ないものねだり」のアレンジ好き。

 

煌びやかなライトが飛び交うイントロの後、中心にいるたった一人へスポットライトが向けられる。眼前で繰り広げられるショー、まるで自分が映画の世界に迷い込んだかのような錯覚。瞬く間にいざなわれたここは、鎧も秘め事も必要ない、全てを解き放つことを許された世界。”僕らを待ち受けているのはどういうエンディング”なのか期待が超加速する中、その幕開けを告げるように両手をバッと広げた姿が最高にかっこよかった。

 

~象~

ぶち上がる~!!!!!序盤から飛ばすなーと思いながらもこの音に体が反応しないわけがない。ペース配分なんて考えるはずもなくありったけの力を込め拳を突き上げる。力強い唄声から一転、「傷痕隠して微笑む~」でマイクに手をかけ目をぎゅっと閉じて唄う姿が急に切なく胸をうつ。右手をそっと伸ばした「産まれてくれてありがとう」。こういう転調に分かりやすく弱いです私。

 

~現実という名の怪物と戦う者たち~

イントロで転がしに足を乗せる姿がかっこいい。ええ、こういうベタなパフォーマンスにも弱いです。この曲はライブの中盤から終盤で唄うイメージだったから3曲目に持ってきたのは新鮮だった。こんな序盤に「いつまでも一緒にいられるわけじゃない」なんて言われることに若干の寂しさを感じつつ、「今は手を取り合える」その歌詞を噛み締める。優くんがよく言っていること、未来のためには「今」が大事。

 

曲終わり、早くも肩で息をしている姿に胸が熱くなった。

 

=MC=

「会いたかったよ熊本~!!」の後「みんな元気だった?」と聞いてくれたのが個人的にキュン。久しぶり~という優くんのハイだけどナチュラルなテンションがなんだか嬉しい。「熊本にはゆかりを感じている。馬刺し好きだし、くまモン家に飾ってるし、スタッフの一人も熊本出身だし...」と早速馬刺し(笑)からのご当地トーク。熊本では何度もやっている安心感も相まってか、実際の距離より熊本を身近に感じてくれているような気がした。

 

続けて、「本当は昨年のツアーはこの会場の予定だったけど、地震の影響でできなかった。かわりに荒尾でやらせてもらって勿論そのライブも楽しかったけど、今日ここで改めてライブができることが嬉しい。昨日も今日も熊本城周辺をジョギングした。熊本城は復元工事のため今囲われているけど、それは前に進もうとしている姿。」と。

 

てっきり昨年の会場が荒尾だったのはその日が熊本城マラソンで、市内の混雑を避けたためだと思っていたけど、違った。”予定していた会場は地震で使えない”その事実の上で、それを知っていた上での昨年の来し方ツアー。地震後初のライブとなったそのライブでは、”地震”という言葉は使わずに「なんかほら、なんていうかさ」みたいな感じでそのことを想っている旨を伝えてくれていた。傷を負って間もない昨年と、少しずつ歩み始めた今年とで使う言葉も考慮してくれたのかなと勝手に推測。この時点で客席から無数の「ありがとう」が飛び交っていた。

 

~シンプル~

にこにこ微笑みながら二階席を見まくる優くん。照明が明るく落ち着いていたから表情が見やすかった。おん眉がただただかわいい。みんなで「ラーラーラーララー」と唄う温もり。ラスサビの「困難で時に残酷で」のギターの”ジャッジャッジャッ”がこの上なく好きでした。

 

~BE RIGHT~

「BE RIGHT ~!!!」という掛け声とともに飛び跳ねる安心安定のBE RIGHT。盛り上がらないわけがない。前述のMCがあったからか、「今日を迎えられてほんとよかった」の声に凄く感情が込められているように感じた。ラッツァツァツァ!!でステージ前方に身を乗り出しオーディエンスの声を聞く姿が好き。みんなの声届け!!!!!

 

~白米の味~

密かに楽しみにしていた白米の味。CDと違い1番から女性の声まねする優くん。すごい...なんかいろいろ振り切れてる...(笑) よく思うけど優くんが表現する女性はなぜいつもくねくねぶりっ子なのか?逆ナンしてくる女性なんてギャルか清楚系〇ッチでしょ(偏見) まあまあ無理のある(笑)愛しい女声からゴリゴリの男声に変わる瞬間が好き。特に2番の「寂しいのね」から変貌する唄い方が裏に隠した女の本性を見事に表現している。あと「はいその通り」の鼻で笑う感じめっちゃ好き。1番の後の和声さんのバイオリンがめちゃくちゃかっこよかった。そして間奏でコジさん優くんツボ氏が並ぶギターパフォーマンス。こういう遊び心ワクワクする。

 

各地の「あ、おかわりください」のアレンジも毎回の楽しみ。まさに今日、この日限りのライブの味。

熊本:馬刺しも追加でお願いします。

佐賀:白米じゃなくてシシリアンライスでお願いします。

長崎:もう1枚皿うどんお願いします。

 

羅針盤

この曲のテーマにマッチした大航海時代のような世界地図の映像。「たかが知れてる宝物」として貨幣が描かれていたり、横にスライドしていた映像がサビで前に進んでいく移り変わりとか、個人的にグッとくるポイントの多い映像だった。

 

思い出したのはリリース時のインタビュー。

「今この時代、前を向くってどっちを向くことなのか。コンパスは決まった方向を向くけど、自分の心のコンパスはどこを向くか。同じ方向に走っている人なんていなくて、どっちが上とか下とかじゃなくみんな平面を違う方向に走っている。」

簡単に自分を見失いそうな今の世の中でどこに向かうのか、自分だけのコンパスを頼りに模索し、信じた”前”を目指して大海原を進む。歌詞と映像と語られた言葉が合致した。

 

=MC=

バンドメンバー紹介。和声さんに対し客席から「かっこいい!」の声。すかさず「かっこいいだって...」と反応する優くん。「前髪長いからか...?」と数日前おん眉になった自身の前髪と比較検討(おん眉気にしてるんかい!)。他者への誉め言葉を決して聞き流さない優くんがほんと優くんで、まったく愛おしいが過ぎるぜ。そして話をしながら襟を整える姿が妙にエロい…あと今ツアー胸元ゆるかったよね、黒のインナーまで見えるので密かに歓喜

 

~life song~

何と言っても映像のかわいさ。イラストの優くんとバンメンさんが各々の楽器を持ち一列で歩いたり、途中楽器が転がってみんなで慌てて追いかけるところとかもうかわいい~!!!そこから絵本の世界に入り込み、桃太郎や白雪姫、ブレーメンの音楽隊などとコラボ。おめめはキラキラだし、夕焼けは美しいし、この映像のストーリー展開考えたの凄いなぁとひたすら感心。映像が始まった瞬間みんなの反応予想通り!みたいな(本物の)優くんの笑った表情もかわいかった。こういう日常賛歌、普通賛歌ってすごく安心する。映像も相まって終始ほっこり、心がほぐれたひとときだった。

 

~花のように~

Aメロでダッチさんがスティックで客席に合図し、他のメンバーとともにジャンプするのが恒例となったこの曲。皆がぴょこぴょこ跳ぶ様子を微笑みながら見る優くん(ここでがっつり目が合ってわりと恥ずかしかった...目って本当に合うのね)。 バンドメンバーもそれぞれ客席と目を合わせるように演奏していて、本当に素敵な人たちが集まったいいチームなんだなぁと思い、ほろっ。この曲の「幸せになるための傷跡」って表現が好きで何度も救われている。こういう傷とか涙とかに意味を持たせてくれると、ネガティブな出来事も幾分肯定的に受け入れることができるなと思う。

 

~同じ空の下~

イントロのギターの音色とオーディエンスの手拍子が心地よい。個人的に大好きな曲なので自然と「おぅいえぇー!」に力がこもる。何が起きてもどんなことがあってもまた必ず笑える。ネガティブな出来事自体は避けられないかもしれないけど、それでも歩みを止めなければいいことだってある。笑える日が来る。心地よい温度感で勇気を与えてくれる唄。

 

~BLUE~

路上時代から唄っていてデビュー後何度もバンドアレンジを試みたものの落としどころが見つからず、結果的に弾き語りで再録されたこの曲。勝手な想像だけど、札幌時代の優くんはきっと今以上に自分が何者であるかを模索していた”孤高のシンガー”だったのではないかと思う。荒っぽく激しいのにどこか哀愁を感じるこの曲はその孤高さが際立つ、そんな気がする。だから試したバンドアレンジも本人が感じたよりずっと素敵なものだったと思うけど、弾き語りで残してくれてよかったなと思う。

 

”弾き語り”と聞いてなんとなく思い描くしっとり温かい、あるいは爽やかで軽快といったイメージをこの曲はいとも簡単にぶち破る。その声とギター1本あれば十分なんだと知らしめる圧倒的表現力。彼が「高橋優」という唯一無二の唄うたいであることの証明。無論どの曲も高橋優なのだけど、この曲はよりその真髄を見させてもらえるように思う。

 

ネオンに照らされ唄うその姿はどこか寂し気で、必死に自分の所在を探しているようだった。ライティング次第で眼鏡をしていないようにも見え、まるで路上時代にタイムスリップし狸小路で唄う彼を見ているかのような錯覚に陥った。ギター1本とは思えない表現の圧に、なにか胸を掻きむしられるような苦しさを覚えながら片時も視線を逸らすことが出来なかった。

 

~シーユーアゲイン piano ver.~

はっちゃんの繊細で優しいピアノとともに、柔らかな優くんの唄声が会場に降り注ぐ。デビュー前から一緒のはっちゃんとだからこそ作り出せるのであろう絶妙な空気感。そしてこの曲もまた、彼の唄うたいとしての力量が際立つものだった。

 

ほんの少し寂しさや切なさを含みながらも、ほんのり微笑みかけてくれるような唄声。目を瞑って聴いても表情が浮かぶ優くんの唄声が本当に好きで、その声に身も心も委ねてしまう。最後のサビは圧巻。どこまでも広がってゆく伸びやかで力強い声は瞬く間に場を支配し、それでいて優しく包み込む。声の粒がベールとなって強く優しく抱かれたようなひと時だった。

 

「ずっとこのままがいいな」「いつかは来る終わりが必ず」「明日の今頃は別々の場所」 ...ライブで聴くこの曲はまさに高橋優のライブにおける彼とファンを表す曲として捉えてしまう。「最近変わっちゃったよね」「昔のほうが好き」多くのミュージシャンがキャリアを積む中で言われがちであろう言葉。生身の人間である以上良くも悪くも変化していくだろうし、所謂”方向性”に関して不変を誓われても保証なんてない。それでも、毎回胸に手を当てながら「僕は僕のままさ心配ないよ」と唄う姿は、まるで「信じて」と言うかのようで、そこに最大限の説得力が伴うよう精一杯伝えてくれているような気がして、その言葉を愚直に信じてみてもいいかなと思った。変わらないであろう信念も、止まらないであろう進化もずっと見ていられたらいいな...。

 

 

ロードムービー

映像は星空。優くんとバンドメンバーが並んで眺めていると一筋の流れ星が。それを優くんが指さしている中、厳かな音楽とともに映像が歪み吸い込まれるように消えピアノイントロへ。静かに拍手が起こる。フェスの感想文でも書いたけど、この曲は言葉は平易だしメロディも優しいのに、サビで振り絞るように唄うのがとても好き。

 

ルポルタージュ

しっとりした空気が一変、激しいサウンドに会場が一気に熱くなる。「オ・ト・ナーな曲やってもいいですか!!!」という言葉の後に始まったルポルタージュ。スラップ奏法からのピックをサッと取る姿が最高にcoolだった。やっぱりニヒルな表情で鋭い言葉を投げかける曲、そしてその姿が大好き。歌詞全てではなく部分的に単語を表示していたことで、言葉のインパクトがより強く伝わってきた。

 

~太陽と花~

イントロが流れた瞬間体の奥がざわつき熱くなるのを感じる。赤いライティングに浮かぶ姿は何度見ても惚れる。「こっからもっと熱くなれるか熊本!!太陽よりも熱くなろうぜ熊本!!!」という煽りに会場はさらに熱を帯びる。曲自体の雰囲気も然ることながら、イントロやAメロでの目を細め見下ろすような表情、サビで目をギュッと閉じ唄い叫ぶ姿、そんな”唄う姿”が好きな曲でもある。

 

~Mr. Complex Man~

ライブ定番化を願っている曲なのでまた聴けて嬉しい。間奏の「Oh yeah~yeah~yeah」で片側のイヤモニを外してオーディエンスの声を聞いてくれる。シンガロングを煽る中で放たれた「全部俺にぶつけてこい」という言葉。ベタな台詞だけど、単なるかっこつけで言ってるんじゃなく、今の彼はそれを本当に受け止める強さを備えているような気がした。

 

以下、各地のアラカルト。

熊本:黒糖ドーナツ棒

佐賀:ブラックモンブラン

長崎:福砂屋のカステラ

 

~明日はきっといい日になる~

曲の配置斬新!!!しかもミスコンの余韻をあまり残さず食い気味に(カットインって言うの?)「明日はきっといい日になる~」と始まったから、思わず客席から驚きの声と笑い声が漏れる。その反応に驚いてか、してやったりか、優くんも笑い返す。こういう反応のやり取りが生まれるのもライブの良さだなぁと思う。そんなことを思いながら優くんを見ていると突然のお口ぷく~。え?え???しかも唄いながら客席全方向にやってた。意図は定かじゃないけど、歌詞の”怪訝”を表現するにはあまりにかわいらしいその口角(しかもおん眉)。なんにせよごちそうさまでした。(?)

 

たぶんライブで1番聴いている曲だけど、何度聴いても元気をもらえるし、気持ちが前を向く。幾度となく「いい日になる」と口にする中で1度だけ「いい日にする」が混ざるのも好き。おまじないのように歌い願いつつ、ただ待つんじゃなくて自分からもアクションを。いつだって”主体的に”、彼らしいなぁと思う。 

(配置斬新!と思ったけど去年もこの順だったわ。)

 

~泣ぐ子はいねが~

やっぱり外せないライブ鉄板曲。位置も固定されているから今後の変化も気になるところだけど、秋田の唄だし熱くひとつになれる曲だからやはりこれからも続けてほしい。 来し方ツアーでのメンバーソロがかっこよかったので、今回もやってくれて嬉しかった。(ダッチさんの時に邪魔にならないようおろおろしながらしゃがんでた優くん…あれ、もう18公演目だよね?笑。でもその心遣いが嬉しい。)

 

あと2番唄いながら唇舐めたの色気が凄すぎて…しかも2回…いやほんと雄...。エロすぎてヒョーーーーーって謎の声出た(心の中)。エロいのにおん眉なアンバランス意味わからないし(褒めてる)、にこにこしてるかと思えば唐突に雄を突きつけるのほんとに意味わからない(褒めてる)。

 

以下、各地のC&R

@熊本

熊本→馬刺し→いきなり団子→黒糖ドーナツ棒→熊本城→くまモン→とっとっと?→こことっとっと?→そことっとっと?→はいとっとっと→いえすとっとっと→熊本っと→熊本っとっと

「熊本っとっと」に自分でウケて唄えなくなってた(愛しすぎて悶絶)。しゃがみこんで、持ってたタオルも床にポイっと放って、下向いたり後ろ向いたり顔くしゃくしゃにしながら笑う優くん。マイクに拾われる「あっはっは」という笑い声。これ以上平和な空間がほかにあろうか、いやない。(反語)

 

@佐賀

佐賀→S・A・G・A・佐賀→ブラックモンブラン→すーすーすー(タオル前でフリフリ)→すかぁすかぁ→すかぁすかぁすー(タオル後ろでフリフリ)

適当な方言の使い方にまたも自分で笑う優くん。しかしタオルで口元隠してふふ♡ってどこのモテ女ですかあなたは...。

 

 

~虹~

曲入り前、再度地震のこと、これからの熊本のことについて。細かい話はもう忘れちゃったけど、「熊本の人は逞しい。そしてその逞しい人たちがいる熊本という街も逞しい。」そういったニュアンス。そこから虹へ向けた「奇跡はただ待つんじゃなくて起こしに行くもの。」この日の虹はまさに、また立ち上がり走り出そうとする熊本に向けた応援歌。本当にありったけの声で息を切らしながら唄ってくれる姿に心が揺さぶられた。

 

☆Enc.

登場するいなや会場から割れんばかりの歓声。みんな思い思いに名前呼んだり叫んだりするもんだから「今までの18公演で1番バラバラ(笑)」とのこと。「揃って同じこと叫ぶ公演もあるんだけど。」と言う優くんに対してみんな「へー(棒読み)」と返す熊本人(笑)。「ロードムービーで手拍子もらったのも初めてだし、自由というか独特というか(笑)でも揃うとこ揃うしひとりひとりのパワーが凄いんだね。熊本のみんなは逞しくて強くて温かい。熊本っとっとにも付き合ってくれて(笑)実はさっきから唄いながら何度も鳥肌立ってた。ほんとに凄い。」

 

後日ラジオでも言ってた「一体感があるのも勿論嬉しいけど、全員バラバラで何言ってるか分かんないくらい叫んでくれるのも嬉しい。」これ間違いなく熊本も含まれていると思うけど(笑)、そりゃ滅多に会えないし、その上これだけ縁を感じている話や地震のことについて触れてくれたら伝えたい想いは溢れるよ。そんな自由で独特でバラバラな(笑)精一杯の声を受け取ってくれてありがとう。

 

~福笑い~

今ツアー初めましての地域で唄うことの多かった福笑い。今日は何度もやっている熊本。何をやっても盛り上がるであろう熊本。その熊本で福笑いを唄うことにやはり意味を感じてしまう。来し方の時も福笑いだった。この地で、ここにいるみんなで、笑って、福笑いを唄えること。この曲が持つ"歌の力"はやはり特別なんだと思う。ラスサビでは確か両方のイヤモニを外して客席の声を聴いてくれていたような。熊本の声届いたかな。

 

~リーマンズロック~

なんだか妙にテンポがゆっくりに感じた。多分気のせいだろうけど、でも正直ちょっと手拍子しづらかったからやっぱりゆっくりだったんじゃないかな...どうだろう。その分一音一語噛み締めるかのように、どくんどくんと脈打つようにその音と言葉が体の芯に響いた。

 

全楽曲が終わり、優くんとバンドメンバーの深く長いお辞儀。鳴り止まない拍手、響き渡るありがとうの声。この時間もまた心震える瞬間。映像では一行を乗せたナンバー”12-26”のバスがなまはげ運転のもと(笑)次なる目的地へ。その姿が完全に消えた瞬間、そっと日常の世界へ戻される。まるで長い夢でも見ていたかのような浮遊感... ただ確かに残る心の温もりが夢ではなかったことを教えてくれる。彼のライブに行くと毎回抱く「あぁ私の人生は幸せかもなぁ。ひとまず明日も生きよう。」という感覚。この日は個人的にバースデーイブだったので、いつも以上に幸せを実感しながら家路につきました。

 

 

 <メモ書き>

トークのとにかく穏やかで優しい口調が印象的だった。例えるなら笑う約束神戸の福笑いに入る前のMCのような感じ。全体的にはめちゃくちゃ笑ってたし今までにないくらい”かわいい!!”と思う瞬間が溢れてたけど、話し方に関してはとにかく優しくて優しくて表情も柔らかかった。(地震の話をする場面も多かったからかな)

② 

「だご、たいぎゃ、ぎゃん (とても、かなりの意)」の程度がだご>たいぎゃ>ぎゃんであることを確認した後の曲間で、客席から「優くんたいぎゃ好き!」の声。「だごが1番上でしょ?それくらい(中程度)ってことね、いいよ、そんなもんですよ。」って言ったのが最高に優くんでトキめいた。優くんを褒める時は最上級の表現で。

あと「”好きだけんつきあって”って言ったことある人?」って手をあげさせた後で「そこカップルで来てるのね(にこっ)? 惚気かよっ」って吐き捨てたの震えた。自分から絡んでおいて、微笑んでおいて、吐き捨てるなんてまじサイコ(好き)。

最後バンメンさんたちがはけていくタイミングで、客席の熱気に優くんが「マジすげー」ってオフマイクで言った姿に高まった。煽るときでもない限りMCの言葉遣いも丁寧だし、そんな優くんから漏れ出た素の声尊い

あと最後のSE合唱で「虹がかかるよ~」をオペラ歌手みたいにやたら低音響かせて唄ってたのが個人的にツボだった。 ん?どうした?って思ったけど好きだよ。イケボだったな...(遠い目)。

 

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