ACMF2017 day1 (09.02)

秋田 CARAVAN MUSIC FES 2017
in 由利本荘市鳥海高原花立牧場公園花立グラウンド

 

 

今回で2回目の開催となるACMF。今年の開催地は由利本荘市。ステージの名にもなっている鳥海山をのぞむ自然豊かな会場。この日の天気は曇りのち晴れ。2日前までの降水確率90%という予報からの大逆転に早くも奇跡を感じる。さすがWikipediaにも載る晴れ男!!

 

~オープニング~
開演時間の11時を少しまわった頃、モニターの映像が切り替わる。秋田出身著名人からのメッセージVTR。加藤夏希さん、生駒里奈さん、柳葉敏郎さん。VTRが終わると昨年に続き進行を務める高橋航さんの登場。航さんへの声援も熱い(笑) フェスの開会宣言を務めるのは長谷部誠由利本荘市長。昨年のフェスが終わった後、第2回目の開催地として真っ先に手を挙げてくださったそう。嬉しいよね。そしていよいよ主催者である我らが高橋優の登場。黒スキニーに虹Tシャツ、黒のジャケット。へへへ…かっこいい。あぁ…私は今秋田にいる優くんを秋田で見ているんだ、、、(語彙力皆無)。

 

航さんと優くんでトーク。やはり天気のことに触れ、
航「天気ほんと良かったね。」
優「2日前まで90%だったんですよ。もう雨の中でやることしか考えてなかった。いろんな人が中止なんじゃない?なんて軽く言ってきて悔しかった。でもどうですか!これを奇跡と呼ばず何と言うんですか!!!」
その言葉に一気に沸く会場と超絶うなずく私。天気ばかりはどうすることもできないけれど、優くんやみんなの思いが届いたような気がして既に胸がいっぱい。「優くん出てきて歌ってもらわないわけには!OAお願いしていいですか?」という航さんの声に「歌っていいですか由利本荘!!」と弾き語ったのは微笑みのリズム。緑溢れる広大な土地に奏でられる軽やかなアコギの音と伸びやかな優くんの唄声。そこに観客の心地よいハンドクラップが合わさりタイトル通り微笑みのリズムが刻まれた。

 

キンタロー。
トップバッターを飾ったキンタロー。さん。デフォルメ効きすぎたあっちゃんのモノマネはやっぱり面白い。オープニングで高揚した会場の空気を落ち着いた温かい笑顔の空間にしてくれた。何度か優くんが登場しそうなフリがあるものの結局登場せず終了(あれ?っとなる会場)。その後自ら「アンコール!」のコールを始め再登場。実は社交ダンスの講師であるキンタロー。さん。せっかくなので披露したい、でも社交ダンスは相手が必要…とのことで「太陽と花」をBGMに現れたのは黒地に白の花柄シャツを第三ボタンまではだけさせ、胸元と口に赤い薔薇を携えたダンディー優。すっかりなりきりキザに赤薔薇を投げるものの全く客席に届かないところはとっても優くん(笑) ニューヨークステップのダンスかっこよかった…(惚)。終わった後キンタロー。さんが何を聞いてもポージングで答えるラテン優。え、本当に喋んないの?という空気を出しても尚口を開かないラテン優。練習期間は3日しかなく(@ニッポン放送)、今日の緊張の7割がここだったらしい。マネージャーに第三ボタンまで開けろって言われた(´・ε・`)とこんな顔してた(マネージャーさんGood Job)。ドンタコスでハケるノリノリな優くん…かわゆい。踊る高橋優はACMFの恒例になりそうな予感。

 

BLUE ENCOUNT
1.LAST HERO
2.ルーキールーキー
3.Survivor (コラボ)
4.SUMMER DIVE
5.DAY×DAY
6.もっと光を
7.はじまり

 

1曲目から会場の温度をぶち上げてくれたブルエン。放たれるパワーと勢いに知っている曲も知らない曲も気づけば身体がノッて一緒に飛び跳ねたり腕振ったり早くも会場をひとつにしてくれた。

 

コラボは「Survivor」。優くんは日常的に使用しているというたなメガネをかけて登場。本当にそっくりな田邊さんと優くん。
田「兄ちゃん」
高「弟よ」
生き別れた兄弟設定かわいすぎた(萌)。
そしてとにかくMCが長いw 「俺ら話し始めるとラジオ番組になっちゃう、この前ラジオ(リアラジ)来てくれた時も30分なのに2時間喋ったもんね笑」の言葉通り喋り続けるふたり(笑)「秋田からもう1mmも出たくない!」という田邊さんの言葉にめちゃめちゃ嬉しそうな優くん。秋田は100年後消滅している可能性があるという話から生き残っていこうぜ秋田!!と始まったSurvivor。普段奏でる音楽は違っても、両者のがむしゃらで真っ直ぐな思い、発する音の強さが共鳴し胸を打つ。その後も「秋田は消滅の話やこの前の豪雨、熊本も地震があったりした。でもそれで終わりじゃない、乗り越えられる。秋田はすげーよ!!」とブルエンの故郷熊本と優くんの秋田への思いを汲んだ田邊さんの熱いMCで会場の心を熱くしてくれた。田邊さんも人の心を開くのが上手いなーと思う。「もっと光を」で"これから誰かが抱きしめるよ"を"秋田が"に替えていたのは秋田県民でなくとも嬉しかった。

 

ANZEN漫才
今最も人気があると言っていいANZEN漫才。まさか秋田で見られるとは。テレビで見るまんまのあの軽~いテキトーな感じ(笑)「みんなあったかいですね~うーんはーい!」みたいな。みやぞんがソロで歌う時にはやることないからって隣で折り紙折ってるあらぽんの自由さ(笑) 銭湯の歌では教えてもらった振り付けを皆でやったり、「必ず選挙に行く」という歌では"必ず選挙に行く"の部分を皆で歌ったり思いのほか参加型だったのが楽しかった。

 

コラボのため優くんが呼び込まれ少し会話。
高「ギター一緒なんですよね!(にこにこ)」←かわいいっ!
み「そうなんですよー!こっち安物、あっち高級!」
高「いやいやいや、ウン10万違うだけ!笑」
みやぞんと優くんの掛け合いはザ・癒し。

 

コラボ曲は「必ず選挙に行く」の替え歌で秋田あるあるを盛り込んだ「必ずライブに行く」。先ほど同様"必ずライブに行く"は皆で歌う。会場入りして3回くらい合わせただけで本番だったらしく優くんがおふたりに合わせようとかなり探り探りギター弾いていたのが新鮮だった(ちょっとハラハラ笑)。結局合わなくて1回やり直し。優くんも然る事乍らみやぞんさん超多忙なのによくスケジュールおさえられたよな…。すごい…。

 

PUFFY
セトリ分からない(泣)
最新曲とカバー曲とアジアの純真渚にまつわるエトセトラはやってた。

 

小学生の頃テレビで見ていたPUFFY。カンフー服のような黒の繋ぎを着て登場。バンメンさんも青い繋ぎでお揃いの衣装。曲中の軽く踊る感じや曲間の水飲みに行く仕草がふたりとも一緒だったりととにかくかわいい。登場からゆるっとPUFFYペースで進めるあたりはベテランの余裕を感じる。MCは少なめだけど、出店のことに触れてくれてた。この時県内から来た人、県外から来た人を聞いていてだいたい半々だった。

 

コラボは「これが私の生きる道」。「PUFFY由利本荘にいるんだよ!?」という優くんの素直な言葉。地元の方もきっと同じ気持ちだったんではないかな。左右に体を揺らしながらギター弾く優くんと隣で同じく体を揺らしながら歌うPUFFYさんのゆるかわいさにこちらの表情も緩む。ほんとPUFFYさんかわいかった。

 

=休憩=
休憩前には航さんと優くんで少しお話。「今日は涼しいけど、体は動かしているから汗はかいてる。必ず水分補給をしてください。」と。この時だけでなく転換時間などふたりがステージで話すタイミングではとにかくこちらの体調を気遣う言葉をかけてくださった。また「エリアに入れない方がいるので、シートを敷いている方は最小限の大きさにし、できるだけ前につめてください。」とのアナウンス。この時に優くんが「えぇ!そんなにたくさんの方が来てくださっているんですね!」と言っていて、すぐにその考え方ができるのが素敵だなぁと思った。(その前からシート小さくしてつめてください!とエリア内のスタッフさんには言われていて、客席側はその言葉をちょっとネガティブに受け取る雰囲気になっていたから、優くんの言葉で心が明るくなった。)

 

~BEGIN~
※曲目だいぶ不正確です。
1.島人ぬ宝
2.涙そうそう
3.海の声
4.笑顔のまんま
5.マルシャショーラ(30分のノンストップメドレー)
コラボはマルシャ内の「勝手にシンドバッド

 

昨年に続き出演してくださったBEGIN。三線の音色が心地よく、時間がゆっくりと流れる。「去年暑かったのに今日は寒い、半ズボンしか持ってきてないよ。」「沖縄ってだけでいい人扱いされる。僕だって腹が立つことはあるし全然いい人じゃないんですよ。」「あ、そういう意味の無い拍手いらないですから。」ととにかくマイペースで力みの一切ないMC笑。マルシャやる前に「ここから30分やって終わりだから皆さんと喋るのはこれで最後。左右足踏みしてリズム取ってね、踏み続けたら2500~3000歩くらいなるから。これはいいメロディとかではなく、いかに歩数稼げるかです。」って言ってたのは笑った。

 

コラボはマルシャの途中だったからもはや紹介されることもなく登場。(スペシャの放送見たらしっかり紹介されてました、すみません!) BEGINさんのグッズT(エンジ色)を着てた。サザンの「勝手にシンドバッド」を桑田さんの真似しながら歌い、途中自分で笑ってしまう優くん。そんなちょっとおふざけからの"胸騒ぎの腰つき"で腰振り+オス顔。Ohhh…さっきまであんなニコニコしてたのに…不意打ちの雄感に私ノックアウト。エロ橋大好き(小声)。

 

ミラクルひかる
JUJUさんや松任谷由実さん宇多田ヒカルさんの鉄板ネタはもちろん、ボサノバの人や青汁の奥さんが面白すぎた。

 

コラボは「昭和の感じの人」として「二人の銀座」(和泉雅子×山内賢)をデュエット。まさかのデコ出し×白スーツに会場歓喜。七三風に分けられた前髪からのぞくおデコ!!!!! vivaおデコ!!!!! カッコイイじゃないですか!!!!! 本人は下着姿見られているようで恥ずかしいらしい。いやはや、おデコ出したらあんなに雰囲気変わるのか(正直最初誰か分からなかった)。優くん結婚して白タキシードを着たらきっとあんな感じなんだなぁとしみじみ。確かに昭和の感じの人なんだけど、結局かっこいいムーディー高橋。

 

~高橋優~
1.同じ空の下
2.BE RIGHT
3.虹
4.Mr.Complex Man
5.パイオニア
6.明日はきっといい日になる
7.泣ぐ子はいねが
8.ロードムービー
en.福笑い(出演者とともに)

 

トリはもちろん高橋優。SEは昨年と同じ。昨年もDVD見て思ったんだけどこのSEがめちゃくちゃ感動する。SEで泣きそうになるの私だけ??今か今かと登場を待ちわびる観客。気づけば天気はすっかり晴天。そんな中ステージに現れるとまず前方ギリギリに立ち、深くて長いお辞儀。おデコが足につくんじゃないかってくらい深い。そして長い。2回目の開催だからと言って昨年より楽なんてことはきっと無かったはず。昨年とはまた全く環境が異なる中でどれほどの困難を乗り越えてここに辿り着いたのだろう。そんなことに想いを馳せながら、その深く長いお辞儀から伝わる優くんの感謝の想いに胸が熱くなる。

 

「同じ空の下」秋田で、この同じ空の下で優くんの唄を聴いているんだ…いつか、と思い描いていた夢、叶わないだろうなと思っていたことが今まさに叶ったと気づいた瞬間泣きそうになった。青く澄んだ空に響く皆の「おぅいえぇ」に心が洗われる。優くんが何度も空を見上げながら唄っていたのは、会場にいる人だけでなく各地で想いを寄せてくれている人たちのことも考えていたのかなぁ…。
「BE RIGHT」歌詞の内容がタイムリー且つデリケートな問題だけにどうかなぁと思っていたけどやってくれました。変にどこかに気をつかうわけでなくあくまで音楽としての自由を貫いてくれる姿勢が嬉しい。まぁ気遣うどころかノースコリア強調してたけど(笑) そういうとこ好きよ。
「虹」夕暮れ時に差し掛かっているはずなのにこの時が一番日差しが強く気温が高いように感じた。青い青い空と眩しい太陽の下で聴くこの唄の気持ちよさたるや。感情をめいっぱい込めて喋るように唄い、サビの度に空を見上げる優くん。本当に晴れて良かった。眩しいね、、、秋田の空も高橋優も。
「Mr.Complex Man」リリースした時から秋田で唄いたいと言っていた曲。皆で踊り明かして飛び跳ねて叫ぶ開放感。たぶん秋田の方に一番その心の内を解き放って欲しかったんじゃないかなと思う。この日のアラカルトはハムフライ。
続く「パイオニア」でも腕の痛みを感じつつ飛び跳ねる。もうね、優くんあなたがパイオニアですよ。
「明日はきっといい日になる」ライブでこの曲を聴くと最初の1フレーズで鳥肌が立つ。言葉の力、唄の力をもの凄く感じる曲。優くんが言えば、皆で唄えば、そうなる気がする、おまじないのような歌。明日はきっといい日になる、秋田はきっといい日になる。
「泣ぐ子はいねが」ドラムの音が響き渡る。これを秋田で聞くのが私の夢だったと言っても過言でない。最高オブ最高。C&R練習後本編へ。そんなもんじゃねーだろー!!!というバキバキの煽りに温度の上がる会場。結果コーレスのワードはほぼ記憶にない←。唯一覚えているのは「はるばる来たぜ函館へ~」という突然の北島三郎さん。秋田帰ると原点に戻って北島さん唄いたくなるのか?笑(…と思っていたけど、"函館"ではなく"花立"だったらしい。聞き取れなかったポンコツな私← ごめん優くん笑) そして今年もステージ降りて会場走り回ってくれました。(この日私はA1ブロで1、2間の通路側にいたんだけど、優くんが近づいたタイミングでA2側の方が帽子やらお菓子やら通路に落としてて。優くんは歌うの止めて落としてるよって言いながら拾ってあげてた。帽子は分かるけど、何でお菓子が落ちるんだろか?悪気は無かったと信じてるけど。でもそういうのスルーせず律儀に拾う優しさが優くんだなぁと。)
会場のボルテージが最高潮になったところでラストは「ロードムービー」これはもうめちゃめちゃ自分を重ねて聴いていた。普段Twitterでお話ししてるどこか遠くの街の出会ったことない方といつか会える日のことを想像していた昨日までの日々…この日たくさんの方に会えて本当に本当に嬉しかった(;_;) 優くんは勿論優友さんに会いに来たっていうのが自分の中でもう1つの大きな目的だったから。本当に人との繋がりを強く強く感じた。そしてこの曲でも空を見上げながら唄う優くん。私はこれまで生で聴いたことがなかったから、会えなくても繋がっていると言われてもやっぱり直接ライブで聴けた人のことを羨ましく思っていたけど、優くんは本当にこの場にいなくても各地から気持ちを送ってくれる人のことを想いながら唄っているんだろうなぁと勝手に感じました。これからはもっと素直に聴こう←

 

1日目の本編はここまででバンメンさんと優くんは一旦退場。ここで優くんがハケる方向間違えてえへへって照れ笑いしながら帰っていったの激萌えでした( ˆωˆ )♡ あとはっちゃんが出番直前まで口元にハムフライのソース付けてたらしく「かぁわいんだからぁ」って言ってた優くんがかぁわいかった( ˆωˆ )♡ 熱くなったり感動したりカッコよさに悶えたりかわいさに萌えたり本当に彼のライブは感情が忙しい。

 

アンコールに応え再登場。残って下さった出演者の方(ブルエン、BEGIN、ミラクルひかるさん)を呼び込み「福笑い」。皆で唄う福笑いの幸福感たるや。本当に幸せそうな顔して唄う優くんを見て幸せを感じる私。

 

最後は優くん+バンメンさん+会場の皆で写真撮影。 「俺マイク置きたいからせーの!の後うんでマイク置いてちゃで撮るからね」と説明があり、優くんが「せーの!」って言うと皆が「うんちゃ!」って声に出すから「アラレちゃんみたい」と優くんにつっこまれる笑。後ろの方の顔が見えなくなるので手はあげないでください、のアナウンスをきちんと守る観客。規制退場中航さんの「優くんのファンて皆優しいよね、そっか、優くんが優しいからか、だから皆優くんとやりたくなるんだよね」という言葉が嬉しかった。そんな航さんもフェス中何度も体調を気遣うアナウンスや、退場までが長い前方ブロックの人に話しかけてくれたり本当に優しい方でした。

 

道のりや天気、たくさんの不安を抱えた中で迎えた初日。それらを吹き飛ばした青い空がどこまでも眩しかった。