来し方行く末 福岡・熊本

高橋優 全国ホール&アリーナツアー 2016-2017
「来し方行く末」


福岡と熊本公演に参加。自分の思ったこと感じたことを残しておくためのもの。オール主観且つ「※余談」として随所に自分の話も記録。

…と、いざ書き始めてみると想像以上に忘却の彼方だった。優くんの様子とかライブについてというより曲に対する個人的な話やん。



〜登場〜
モーゼかと思った。真っ暗な中突如光が照らされ悠然と姿を見せる。この時点で圧倒された。知ってたけど高橋優ってこんなにかっこよかったのね。知ってたけど。光が当たる瞬間まで全く分からなかったのは照明さんの技術が凄いのか私の目が悪いのか。



〜TOKYO DREAM〜
うおおおおこれ一発目来るかぁ!!!とド頭からエネルギー大放出の選曲に大興奮。やっぱりアップテンポの叫ぶような曲大好き。一音目一声目でこのライブに来て良かったと思った。身振り手振りをふんだんに交え、吐き捨てるかのように台詞調に歌う様は圧巻で、片時も視線を逸らすことができなかった。あの時のあの目、“いい人”ではない彼の中に確かに存在する怒りを見させてもらった気がした。一曲目からフルスロットル、あの声量を惜しみなく浴びせてくる優くんに早くも大好き最高のメーターが振り切れる。


〜クラクション〜
圧巻のTOKYO DREAMから一転。ステージも曲調も明るくなりなんだかとてもホッとした。さっそく2階席3階席を見渡す優くんがとっても優くんだった。(@福岡)
あぁ優くん笑ってるー!ってこっちもニコニコ。あぁ優くん楽しそう!よかったぁ!って私は誰だ。


〜太陽と花〜
やっぱりこれは外せないよね!!!そもそもイントロがかっこいい。2音くらい鳴った時点でテンションぶち上がり。この曲の裏拍手拍子から腕振りに変わる瞬間が好き。あの一体感たまらない。だから福岡では客席見てその光景を楽しんだりもした。笑顔全開の優くんも好きだけど、目を細めるようなSっ気のある表情もハイパー好きで、たぶん曲中ひたすら顔見てた。熊本では、この曲で1回目のメガネくいっを拝んだような。昇天しかける自分を必死に呼び戻す。


〜アイアンハート〜
イントロのワクワク感。「笑いあうことができるならぁ」の「らぁ」の唄い方好き。誰のことも否定しないというのが優くんらしいし尊敬する。力強くポジティブを唄っていたのに、「鉄みたいな心なら~」の歌詞とひらがな発音な歌い方が急に切ない。心ひねられる。「優しくされたら嬉しい~」って凄く当たり前のことを唄っているけど、何か諭されるような気がして苦しくなる。


~拒む君の手を握る~
暗転してヒールの音が鳴り出した瞬間、友達と顔見合わせて声にならない声で叫んだ。(@福岡)
0距離まで近づけるのに、愛していると伝えられない狂気と弱さのバランス。手拍子も腕振りもないシンと静まり返った会場が一層それを引き立てる。もしや「拒む君にキスをする」はあの男性の妄想にすぎない…? 優くんってこんな表現もできるのか、、、狂気を感じさせる気だるげな声はどこか色っぽい。鳥肌。これは完全なるフィクションの歌詞なのか、どこかに優くんの本質的な願望や心理が混じっているのか…。


~Cockroach~
これはまさに高橋優を唄っている気がする曲。この"I"を唄う曲が個人的にとても好き。初めて聴いたとき「音楽は鳴り続けるよ 君が笑うまで(君に届くまで)」がどれほど嬉しかったか。君のために唄うって曲は一般によくある気がするけど、なぜかこの曲のこのフレーズは一対一で言ってくれている気がしてスッと聞き入れられた。(それはお前がファンだからと言われればそうかもしれないけど) 今まさに目の前にいる人は時に身を削り傷つきそれでも人生をかけて唄おうとしている。叩かれても這いつくばってでも唄い続けるという決意。しがみつくカッコよさってあるんだな。優くんを見ながら聴くと胸をぐぅっと掴まれるような苦しさを感じた。笑いながら自らを指さす「僕は嫌われ者のCockroach」が忘れられない。


~象~
待ってました!!!!!客席の熱量が上がる瞬間と言うのは1ファンとしても胸が熱くなる。池窪さんが腕を振り上げ煽ってくれる。力のこもった歌声がガシガシ胸をうつ。「案外」って言葉のチョイスが絶妙だなと思う。「絶対」とは言わないそのあたりの加減というかリアリティが優しいし、より説得力が増す。


~ヘベレケ行進曲~
とにかくヘイッ!!!!!が楽しい。ライブで聴くとより一層楽しい曲のひとつ。優くんもバンメンさんも楽しそうだし、会場が「笑」に染まった瞬間。呑んだくれてヘイヘイ言う歌なのに突然の「文句もたれず頑張ってんだ さぁ聞かせておくれよ」にやられる。あの部分の曲調と優しい唄い方はずるい。たぶんまんまと意中に嵌ってる。好き。


~運命の人~
これもライブで聴くとより一層良さが増す曲だと思う。声がより伸びやかに真っ直ぐ響いてくる印象。「もう君を縛ってはいないから」赤い糸をそう捉える感性はどこから生まれるのだろうか。いつだってあなたの人生はあなたのもの、自分の意志で生きられる、主体的に動いていいんだって言ってくれる気がする。


さくらのうた
今ツアーを通して優くんの姿が最も鮮明に記憶されたのがこの曲。ギターを置き、ブルーとピンクの空間に文字通り身一つで立つ姿は、そこはかとなく儚げで危うくてどこか痛々しいとさえ感じる。それでいて一本芯が通ったどこまでも逞しく強い印象だった。一番印象に残ったのがサビの部分。体の横に右手を広げその手にぐっっっと力が入る。その姿に息をのんだ。

ギターあってこその高橋優。でもそのギターを置き体一つで唄うのも個人的にはとても好き。切なく苦しくそれでいて力強いから。さくらのうたは正直普段飛ばすことも多いのだけど、ライブで聴くこの曲は大好きで。それを今回ギター置いて唄ったもんだから、この演出考えた方に最敬礼。(本人なのかな?)

※余談
優くんは細身でも腹部の筋肉が強いというか。腹部の深層には腹横筋と呼ばれるいわゆる腹部のインナーマッスルがあるのだけど(息をふうっと吐いた後さらにぐっと息を吐くときに力が入る筋肉)、そこをもの凄く使っていて、当たり前だけど喉じゃなくお腹で唄っているのだなと分かった。


~CANDY~
ずっとずっと生で聴きたいと思っていた曲。本当に聴ける日が来るとは。きっとフラットに唄っているんだろうなぁと思った。怒りや憎しみを強く込めるでもなく、笑い話にするわけでもなく。でも、何を考えながら唄っていたのだろう。遠くを見るでも近くを見るでもないどこか少し冷めたような目。睨むでも微笑むでもない、「無」のようで絶対に「無」ではない表情。意図しているのか、自然だったのか。

※余談
この曲を知ったのは武道館DVD。タイトルを見てポップな感じの可愛いラブソングかと思って聴いたときの衝撃は忘れない。「その筆は~」のわずかに震える声がずっと耳に残っている。「何」とは言わないけれど決定的なそれを淡々と淡々と。平坦なトーンが返ってその痛さを容赦なく突きつけてくる。痛いのだけどその痛さがどこか温かくて心地よいのは、きっと数年前の自分に寄り添ってくれるから。唄ってくれる人がいるんだ。こんなにも大きな世界で堂々と輝いている人は、痛さを知っている。沢山傷ついて残酷さも知って、それでも立ち上がって歩むことを止めないからより強く見えるのだと。「強か」ってなんとなくネガティブなイメージの言葉だったけれど、この曲に出会って変わった。あの時の誓いをずっと忘れることなく優くんは生きて来たのだろうな。


~駱駝~
とにかく穏やかさが印象的。優しいメロディとやわらかい表情、温かな声で「大人はバカだから」って唄うアンバランスさが最高に好き。「大人はバカだから」がどうしても言葉としては強いし目立つけど、この歌の本質はその後の「僕らは笑おうぜ」にあるのかなと勝手な考察をする。あと最後のサビの前の「うおぅいえぇ~いえぇぇぇえぇぇぇ~」がめちゃくちゃ好き。あのビブラートに埋もれたい。

※余談
バンドver.ももちろん好きなのだけど、弾き語りの駱駝がたまらなく好き。


~光の破片~
須磨さんのヴァイオリン。はっちゃんのキーボード。会場を照らすミラーボール。一斉に鳴り出すバンド音。ライブならではがふんだんに盛り込まれた演出だった。その光景があまりに綺麗で思わず客席に見入る。会場全体が光の破片を体現するかのよう。自分もその破片になれた気がして嬉しかった。それにしてもずっとハイトーンのこの曲。よく声伸びるよなぁ。

※余談
CANDY、駱駝は優くんの来し方ソングで、そのある種のコーナーが終わった後の次への繋ぎ方というか、切り替え方があの須磨さんのソロバイオリンだったんだと思うと「凄いなぁ、演出凄いなぁ、プロって凄いなぁ、考え尽くされているんだなぁ」と思った。(語彙力)


~産まれた理由~
とにかく表情が優しくやわらかい。時に瞳孔全開で叫ぶかと思えば、ある時は屈託のない笑みを見せる。曲にしても表情にしてもこの多面性がたまらないんだよなぁと思う。バックに映し出される映像はどことなく笑う約束の「おかえり」を思い出した。どこまでも温かい。「ねぇ僕は今幸せさぁ」の微笑みプライスレス。

※余談
熊本公演の1週間後は自分の結婚式。ちょうど熊本公演の直前に両親のことで嫌な思いをしたり、祖母の体調が悪化したりでかなり参っていたので、最初はだいぶ冷めた感じで聴いていた。今これ聴いてもなぁなんて自嘲気味に聴いていたけれど、曲が進むにつれてボロボロ泣いた。急に家族が恋しくなったわけでも、寂しくなったわけでもない。何の涙か分からないけれど、色々思うことはあっても伝えることは伝えなきゃなと、スっと思った。心に挟まったたくさんの小石を7割くらい洗い流してくれる感じ。感謝。


~WEEKEND JOURNEY~
福岡では「ちょうど1年前の今頃~」という自虐あり。熊本はより一層エロさが増していた(いえい!)。「やめてぇっ、見ないでぇっ」の言い方に全力でにやける。あまりにメロディ無視で唄う?喋る?ので、一瞬本当にとちったかと思った。「ああもう見たい、聞きたい、触りたい」なんてもうこちらからああ見て、聞いて、触ってだし、いやむしろ私が見たい、聞きたい、触りたい(錯乱)。「撮られちゃまずいくらい~」の表情最高。全部唄にしちゃうシンガーソングライター強い。


~パイオニア
楽しい!!!楽しい!!!ひらすら楽しい!!!コジさんも池窪さんも前に出てくるし、もう誰見ていいか分からない楽しい最高幸せ。2番に入った時のダッチさんのドラム楽しい最高幸せ。あと2番に入った時に客席の手拍子が際立つのも楽しい最高幸せ。(2番好きね)


~Mr. Complex Man~
ジェスチャー沢山。さすがに中指は立てなかったけど、あっかんべえで指を目元に持って行ったので私の心が躍る。間奏の「おぅいえぇ~!」のところは優くんに「最初っから声出てるな熊本!」って言ってもらえて嬉しかった。優くんが沢山たくさん届けてくれるから、こちらも沢山たくさん返したくなる。幸せの応酬。


~明日はきっといい日になる~
優くんが言えばそうなる気がする。みんなで唄えばそうなる気がする。「明日はきっといい日になる」おまじないのような言葉。この曲がリリースされたとき私は社会人1年目で、仕事から帰ってきては毎晩聴いていた。そんなことをふと思い出しながら、皆で唄うあの一体感がどうしようもなく心地いい。「明日はきっといい日になる」なんて唄いながら、「明日のことなんて今はいいや、だって今が最高だから。こんなに幸せな瞬間が味わえるならそれで十分。」そんなことを思っていた。そう思わせてもらえる幸せ。言葉の力、唄の力を感じる一曲。


~泣ぐ子はいねが~
バンメンさんのソロがとてつもなくカッコいい。本当に皆カッコいい。“プロ”をまざまざと見せつけられる。そしてギターをかき鳴らす優くん、この世に存在するかっこいいという意味の言葉を全て掻き集めて送りたい。顔見たり手を見たりひとり忙しかった私。

この曲に関しては書きたいこと(記憶に留めたいこと)が山ほどあるので各公演に分けて。

☆福岡
ご当地土産の話で“博多の女(読みは博多のひと)”が一番好きと言っていた優くん。この時点で私ニヤニヤ。そこのMCですでに「俺の通りもん、なんつって」とか言ってたし。(通りもんもお菓子の名前)
ということで期待していたC&R。(期待とは)
うろ覚えだけど、福岡→博多→博多の女→俺のバリカタ→君のバリカタ→博多の女に俺のバリカタ(博多の“ひと”ではなく“おんな”って言ってた)
博多の女とバリカタのコラボレーション!!!!!
私のテンション最高潮。サンシャイン池崎を超えるいえええーーーーーーい!!!!!!!!!(心の中)
友達とこの上ない満面の笑みで全力レスポンス。2000人で返す「博多の女に俺のバリカタ」にコジさんと顔見合わせて大笑いしている優くんが愛おしくて愛おしくて。言わせているのあなただからね!!!
※(“に”ではなく“と”だったのか、そこらへん曖昧)

☆熊本
福岡以降さらに色々増したと聞いていたから期待値MAX(だから期待とは)
優くんはサイドの方に移動していたので、その間バンメンさん見て楽しんでいたけど、おふくろのところでエロソフト!!!と思い出し優くんの方を向き直す。彼はぐわんぐわんに腰を回した後、突いていた。ええ、あれは絶対に突いていた。C&Rのワード自体は大人しかったけど、黒糖ドーナツ棒の名を挙げながらタオルをあらぬところであらぬ角度にして腰振ってた。ありがとうございます、ご馳走様です(?)。本当は晩白柚(ばんぺいゆ)をC&Rに入れたかったらしいけど、馴染みのない言葉だから曲中思い出せず断念したらしい。もし思い出していたら「君の晩白柚と俺のドーナツ棒」くらい言ってくれたのかしら。でも優くんドーナツ棒サイズじゃないから言わないか。(要らぬ推測)

※余談
この曲ツアーが進むにつれどんどんぶっ飛んで行ったもんだから、優くんツアー中お酒だけでなく色々禁じていたのではないかとまたしても要らぬ推測。


~BEAUTIFUL~
バックの温かなオレンジ色が印象的だった。誰かの力になりたい、応援したいと表現する時にそれが決して押し付けにならないように言葉を選ぶ優しさ。何が正しいとか、間違っているとかではなく、何はともあれここまで来たじゃないと丸っと受け止めて存在自体を肯定してくれる。あくまで歩むのは自分自身、でも歩もうとするその気持ちをその行動を見守ってくれる人はいる。それは身近な家族や友人であったり、音楽を通して高橋優であったり。「来し方行く末」と名付けられたアルバムとライブ本編の最後の曲。曲を通して来し方を肯定し、行く末に送り出してくれるような、リアルな距離感と溢れる優しさがまさに彼そのもののような曲だと感じた。


=アンコール=
1曲目2曲目は福岡と熊本で異なったのでそれぞれについて。

☆福岡
~同じ空の下~
大っ好きな曲。シングル表題曲で1、2を争う大好きな曲。楽しい楽しい&楽しい。みんなでおぅいぇぇ!と唄う心地よさ。優くんに唄声綺麗って言われるとハイパー嬉しい。もっと褒めて←。初優くんライブだった友達が1番好きな曲だから、唄ってくれてありがとう。


~こどものうた~
!?!?!? これ唄ってくれるの!?!?!?文句なしに最&高。内容的には早く過去の歌になればいいなと思うけど、ずっと唄っていてほしいとも思う。ギター掻き鳴らし、瞳孔開いて社会への疑問を隠さず嘲り笑うように唄う。それでいて愛や生きることへの肯定を捨てない捨てきれない。このバランスが生々しくて好き。友だちにこれを生で聴いてもらえたのも嬉しかった。高橋優のライブにはっちゃんのヘドバンあり。

☆熊本
~福笑い~
なんとなく熊本ではこれを唄ってくれる気がしていたのだけど、実際にイントロが流れた瞬間というのは心がふっと明るくなるような自然と穏やかな表情になるそんな感覚だった。1年前、地震の直後ラジオで弾き語り、声を聞かせてくれ熊本!!!と言ってくれたその声にようやく応えることができた気がした。熊本でみんなで笑ってこの曲を唄える心強さ。


~BE RIGHT~
らっつぁつぁつぁっ!!!!!!!!!!いろいろ振り絞って飛び跳ねる、腕振りまくる。楽しいオブ楽しい。この時間よ永遠に続け!!優くんもこの曲好きなんだろうなぁと思う。楽しそうだもん。社会的なことを盛り込みながらも、愛し合っていけるさが本筋なスタンス好きです。


~リーマンズロック~
この曲最後に持ってくるのはずるいよね、優しいよね。“現実にそっと帰してくれる”これは優くんのライブの特徴だと思う。勿論最初から最後まで非日常の世界を楽しませてもらうのもライブの良さだと思うけど、ちゃんと現実に目を向けてくれるのが彼であり彼の歌なんだと改めて思う。最後にこれで送り出されて「色々あるけど頑張ろうね、また絶対会おうね、笑おうね」なんて言われたら頑張る以外の選択肢はない。ライブの最後のフレーズが「生きていけ」なんて、、、生きるしかない。

※余談
福岡では福笑い唄ってなかったからてっきりラストは福笑いが来ると思ってた。まさかのリーマンズロックにタイトル言われた瞬間“うわぁぁ(TоT)”って顔してたと思う。セトリ知らずに行って良かった。優くん自身も思い入れのある曲だし、みんなの投票でベストアルバムに入った曲でもあるから、その気持ちも大切にしてくれているのかなぁ。歪むエレキに癒されるこのひと時が好きだ~の後に鳴り響く池窪さんのギターのかっこよさ…。本当に本当に大好きな曲。



=各公演追記=
☆福岡
会場のつくりなのか3階席の反響が凄く良くて、C&Rした時に3階席からの声が凄い返ってくるもんだから優くんめちゃくちゃ嬉しそうで3階席ばっかり見てた(笑)。1階席も見て!と軽く嫉妬しつつ、本当に3階席からの声が大きかったから私も嬉しかった。どの席でも温度差がない雰囲気が凄く良かったし、そうさせているのは優くんの技量!!さすがです。


☆熊本
地震後初の熊本でのライブ。最初のMCから「本当に本当に来たかった」、「なんかもうなんていうかほら」みたいな感じで決して地震という言葉は口にしないけれど、そのことを思っていて伝えようとしてくれているのがすぐに分かった。一番最後(バンメンさんが並んだ時?)に熊本!いえーい!というC&Rを4回くらいしたけど、熊本!って言う優くんの声がどんどん大きくなっていって、最後は顔もくしゃくしゃにしながら、がなる感じで叫んでくれて、本当に胸が熱くなった。例えるなら、数年前福島でBrahmanさんがサプライズで優くんを呼び込んでやったサイマジョで「福島!!!」って叫んだあの感じ。"心が揺さぶられる瞬間"を自覚した。

あと、途中のMCで最高の1日にしようぜ!って煽る時に、「忘れられないっ♡、忘れられなぁいっ♡」って語尾に♡つけ出して悶絶した。彼はいつからエロかっこいいだけでなくエロかわいいも身につけたのか。最高かよ。



優くんのライブに行くと、自分のありとあらゆる感情を解放させてもらえる気がする。いいも悪いも全て解き放ってぶつけて、叫んで泣いて笑って唄って、ありったけの生きていく力と愛を受け取って帰ってくる。
ライブが終われば寂しいし、向き合わなければならない現実にげんなりもするけど、まぁ頑張るか…みたいな、生きてりゃこんな幸せな時間味わえるんだし、生きるのも悪くないよなぁって。案外自分幸せかもなって自分を俯瞰しながら家路につく、その時間もまた幸せ。